皆さんこんにちは。HaRukaです。
今回は僕が在学している学校、明石高専について紹介していこうと思います。
※自分が所属していない学科や部活、自分より上の学年についての情報などは曖昧になることがあると思いますがご了承願います。
この記事の内容が100%あっているとは限りませんので、詳しいことは明石高専のHP(トップページ | 明石高専 (akashi.ac.jp))をご覧ください。
訂正や、「ここが知りたい」ということがありましたらここのコメントか僕のTwitter(HaRuka(@haruka_nitac)さん / X (twitter.com))のDMまでお願いします。
目次
そもそも高専とは
このブログを開いてくれた方は知っている方も多いと思いますが念のため。
高専(正式名称:高等専門学校)とは、15歳(中学卒業後)から5年間(商船は5.5年間)、機械や情報、土木など専門的・実践的なことを学び、将来の技術者(エンジニア)を育成する高等教育機関で、全国に58校あります。
学習期間は高校→大学と比べ2年短いですが、高専卒業時には大学卒業程度の能力がついているそうです。
高専の学科は機械、電気、材料、化学、土木、建築などの工業系がメインですが商船やビジネスなどといった工業系以外の学科が設置されている高専もあります。(例:広島商船高専・商船学科、富山高専・国際ビジネス学科etc...)
また、学校によっては設置されていない学科があったりするので注意が必要です。
じゃあ、明石高専ってどんなとこなん?
ここから本題。明石高専について色々話していきます
設置されている学科
・機械工学科
ロボットや自動車などを作るために材料や設計などの分野を学び、授業で実際に部品などをつくります。
・電気情報工学科
電気回路やプログラミング・通信などを学びます。また、4・5年生になると「電気・電子工学コース」と「情報工学コース」に分かれ、より深い内容を学びます。
・都市システム工学科
道路や橋・ダム、水道など重要な社会基盤となるインフラや防災・減災についてを学びます。また、実際に機械などを用いて距離や角度を測る測量も学びます。
・建築学科
建物などの設計や構造について学びます。授業や課題で住宅の模型を作ることもあります。
クラス分け
明石高専では、低学年では学科関係なく普通の高校のように1組、2組・・・とクラスが振り分けられます。国語や英語などの一般教養の科目とホームルームはクラスで授業をしますが、専門的な科目(電気情報工学科のプログラミングの授業や都市システム工学科の測量の授業など)と数学の授業では学科ごとに分かれて授業をします。
授業
数学以外の一般科目(英語・国語・社会・理科など)はほとんど高校と同じだと思います。
数学はとても進度が速いです(2年生で微分積分をします)。また、授業で使う高専用の教科書は問題の解説がないので授業についていくには予習が必要でしょう。
専門科目は学科にもよりますが、まったく自分が触れたことのない内容があったり、課題・レポートが多かったりするので慣れるまではかなり大変だと思います。
絶対に課題・レポートは期限内に提出しましょう。出さない神レポより出すゴミレポです。
授業の内容や進み具合について書かれている「シラバス」ををご確認ください。
高専には、専門科目でも一般科目でも癖が強い先生方がたくさんいらっしゃるので頑張ってついていきましょう。
校則
正直あってないようなものです。髪色・髪型などは自由で、実際に染めている人も見かけます。
しいて言うなら
・20歳以上でも喫煙・飲酒の禁止
・長期休暇以外のアルバイト禁止(1年から3年のみ)
・麻雀・トランプ・ゲーム機などは持ってこない
(クラスでデュエマしてても何も言われてないらしいんで大丈夫だと思いますけどね。)
ぐらいだと思います。
制服
ありません‼‼‼
体育の授業がある日は体操服、実習がある日は作業着で来ている人もたまにいます。
クラスや学校の雰囲気
自分の興味があることをひたすら放課後もしてる人、教室で友達と話している人などいろんな人がいますが、だいたいみんな楽しそうにしてます。
また、なにかしら趣味を持っている人が多いのでオタクに理解がある人が多いです。
あと、意外と陽キャが多いことに驚きました。
(某元プロ銀だかーの話と違う…ここは本当に高専か…?と思いました。)
男女比
一般的に高専の男女比は(男:女)=(8:2)から(9:1)ぐらいのはずですが、明石高専の男女比は大体(2:1)ぐらいに感じました。
特に、建築学科では半数以上が女子の学年もあるそうです。
部活
運動部・文化部ともに10以上あります。
一部の部活は高専の大会で全国大会に行ってる部活もあるのだとか…
また、ロボット工学研究部や情報工学研究部、エコランプロジェクト、D-PRO135°(防災を広める部活)など高専らしい部活もあります。
それ以外にも、同じ趣味の人を集めて「プロジェクト」を作ることもできます。
行事
文化発表会(文化祭の小さい版)やクラス対抗のスポーツ大会などがあります。
そして、一番大きいイベントが高専祭です。
高専祭は、普通の高校の文化祭のように、部活やクラスで出店や出し物をするのですが、授業で学んだことを用いたピタゴラスイッチLv.99的なやつやカジノとかが毎年出てきます。
そして、高専祭の目玉イベントと言っても過言ではないであろうイベントが、「女装コンテスト」です。簡単に説明すると女性に飢えた男子高専生たちが女装して踊ってます。結構見てると楽しいです。
高専祭はおそらく一般の方も入れると思うので、ぜひ来てください。(おそらく11月頭にあると思います。)
長期休暇
夏休みは8月後半~9月末の一か月半、春休みは2月後半~3月末の一か月半、冬休みは年末年始の2週間と、普通の高校と比べるとかなり長いと思います。
長期休暇中は、自由に使える時間が長いので、アルバイトをしたり、旅行に行ったり、好きなことを研究したり、短期で留学する人もいます。
使い方を考えればかなりいい経験ができるので積極的に何かに取り組むことをお勧めします。
留学
長期・短期ともに多くの生徒を留学に送り出しているので担当の先生に質問すれば答えてくれることが多いです。
外部の組織経由で留学している人や、「トビタテ!留学JAPAN」を利用している人、学校のプログラムを使っている人がいます。
進路
明石高専の学生は、進学(大学編入・専攻科)が7割、就職が3割といったところでしょうか。
進学先で多いのは明石高専の専攻科(高専でさらに発展的な研究をするところ)や技術科学大学(高専卒業生のためと言ってもいい大学)などで、それ以外にも大阪大学や東京大学といった超名門大学に編入する学生もいます。
就職先は、誰もが知っているような大手自動車メーカ(機械工学科)や大手鉄道会社(全学科)、大手ゼネコン(建築学科・都市システム工学科)や大手ゲーム会社(電気情報工学科)などが挙げられます。また、都市システム工学科では公務員になる人も多いです。
なお高専では、エントリーシートを出さずとも一人当たり10社以上から求人が来るらしいです。
寮生活
明石高専をはじめとするすべての国立高専には学生寮があります。
寮生活に関しては別の記事を投稿しています。
↓こちらからどうぞ
【寮生活】明石高専の実際の寮生活ってどんな感じなん?一年間過ごした経験をもとに紹介してみた - HaRukaの鉄旅日記 (hatenablog.com)
これで明石高専の紹介を終わりたいと思います。
この記事が100%あっているとは限らないので、詳しいことは明石高専のHP(トップページ | 明石高専 (akashi.ac.jp))を見てください。
「こんなこと知りたい」「これを書いてほしい」などありましたらいつでもここのコメントか僕のTwitterのDMに書いてくれると嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。